父の日画像

父の日に贈った思い出の羽毛布団

今年も母の日のプレゼントを姉と一緒に買いに行き、母に喜んで貰えてホッと一息つきました。
小さい頃から、母の日にはカーネーションを贈ったり、肩たたき券を作ってあげたり、という思い出はあるのですが、どうも父の日を祝った記憶はありません。
大学を卒業して就職し、給料を貰えるようになってすぐ、父は病気を患い定年退職まで数年を残して亡くなりました。
苦労して大学を出してくれた父に、やっと少しは恩返しができると思った矢先のことでした。
それでも、一つだけ父と一緒に買い物に出かけて買ってあげたものがあります。
それは、寒がりな父がずっと欲しがっていた羽毛布団です。
寡黙な父が、布団売り場で手に取ったのは、セール時期を迎えて半額に割引されていたセミダブルの1枚でした。
半額といっても10万円ほどしたので、姉と半分ずつお金を出し合ってプレゼントしたのです。
父はそれはそれは嬉しそうでした。
しかし、その布団は、そう長く使われることもないまま持ち主がいなくなり、長く実家の押し入れにしまわれることとなりました。
家の整理をしていた母が、その布団の処分に困る、と言うので2年前に私が引き取りました。
さすがに、高級な羽毛布団なだけあって軽くて暖かく、更に父の温もりが残っているようで、私には大切な1枚となっています。
ちょっと高価な布団カバーを購入し、手入れを怠らずずっと長く使うつもりです。
今では私も結婚し、子ども2人に恵まれ、夫と私も母の日や父の日を祝って貰える立場となりました。
忘れられがちな父の日ですが、父への心残りがある分、子ども達には、夫へのプレゼントは何にしようか、と早くから話を持ち上げてちょっと大げさに祝うようにしています。
そして、写真立ての中の父にも、お父さんありがとう、と語りかけるのです。
毎年やってくる父の日ナすが、年をとるごとに、口数が少なく優しかった父への感謝の思いがこみ上げてきます。
父の分まで母を大切にしようと思う父の日なのでした。

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